甘くて美味しい「甘栗」を作り続けて20余年、伝承の味が生きている!
天津甘栗の言われは、船積みされた栗が天津港から出航することから「天津甘栗」の名がつけられたとされています。
最近では、河北省の産地に近い秦皇島港からの出航が多くなってきましたが、いまだに「天津甘栗」の名で親しまれています。
こだわり1 良質の栗を生み出す産地だけにこだわりました
良質の「栗」を生み出す産地は、中国の北京から東北部約300kmほどの燕山山脈(エンザンサンミャク)にあります。
燕山山脈の5つが主な名産地です。
- 青龍(セイリュウ)
- 寛城(カンジョウ)
- 遷西(センザイ)
- 遵化(ゾンカ)
- 興隆(コウリュウ)
5県の中でもさらに良質の原料とされる「青龍産」「寛城産」の厳選された原料のみを直接買い付け、2産地の原料を主に使用しております。
(弊社の栗は「河北省産」の栗のみを使用しております。)
大自然にとけこむ青々と茂った栗の木々(中国河北省青龍県)
収穫から出航までの流れ
- 第一期収穫(9月中旬)
第二期収穫(9月下旬〜10月上旬)
「イガ付き」のまま自然に地面に落ちたものを収穫します。 - 「イガ」を取り除き、選別にて(虫食い、腐れ、変色など)丁寧に除去します。
選別はすべて農民の人たちが時間をかけて丁寧に行います。 - 選別された栗は農家の人たちが土壌に埋め、最低1週間から10日間ねかせて熟成させます。
この作業を行わないとあの「甘み」が出ません! - 土から出し、再度選別にて不良原料の選別を行います。
一粒一粒丁寧に選別を行い、適度な湿度を保つために少しだけ面に土を残します。 - 選別倉庫内でサイズ別に種分けされ、再度不良原料の除去選別も行います。
大粒、中粒、小粒に種分けされます。 - 選別原料を80kg入りの麻袋に詰め、0℃の冷蔵庫に保管します。
原料の品質と栗がもっているでんぷん質を糖に変えるために0℃で保管します。 - 冷蔵コンテナに原料を積み、トラックで港まで運搬します。
天津港または秦皇島港まで運搬します。 - 栗原料がたくさん入った冷蔵コンテナを船積みします。
- 日本に向けて、いざ出航!
いよいよ今年採れたての「新栗」が日本(弊社)に向けて出航されます。
こだわり2 熟成方法に拘りました!
『短期低温熟成法』を実現しました!!
- 栗は本来澱粉質の多い食物です。実はこの「澱粉質」が甘さの大きな要因になるのです。
- 栗の澱粉質は低温で保存する事により、低温酵素の力でショ糖化し甘みが多くなります。これを「熟成」といいます。
- この方法を利用し新栗入荷時の10月に、当社基準温度で保管しますと12月に一番糖度が高くなり美味しくなります。
- この保存方法が通常の熟成方法ですが、せっかく10月に入荷した甘栗を12月にならないと美味しい栗をご提供できないのでは、満足する商品とは言えません。
- そこで弊社は独自の『短期低温熟成方法』を開発し、新栗当初かから、しっとりと甘い栗をどのメーカーよりも早くご提供できる商品を開発いたしました。これが「寒熟甘栗」です。
- 糖度は普通の「甘栗」に比べ、3~4度違います(当社基準値)。
通常の「甘栗」も栗の特質に合わせ熟成方法を変えています!
- 通常の「甘栗」も収穫される産地により、栗の熟成度合いが違います。早く熟成する栗から順に特殊な保存方法をすることで、旬を通し、いつでも甘くて美味しい「甘栗」をご提供できます。
- これは、長きに渡り栗を研究し続けてきた弊社だからこそ出来る技です。
こだわり3 焼き方に拘りました!
弊社は入荷時の「栗」の状況に合わせ、すべて均一に美味しく焼き上げています。
現在、弊社自慢の「焼成釜」が8台設置されており、繁忙期には全ての釜が休むことなく稼動します。
でも、釜だけではありません。弊社の「焼き方職人」は全員が凄腕職人で、生栗の状態を見ながら火加減調整で、天下一品の栗を焼き上げます。
この「栗たち」は職人たちの手によって丁寧に焼き上げられ、量販店様に納品された後に、全国のお客様のお手元に届けられて行きます。
さあ、弊社の「甘栗」への拘りが分っていただけたでしょうか。
お客様の喜ぶ顔を常に念頭に置き、良質で安心してご賞味いただける商品作りに、これからも社員一丸となって努力して参ります。
どうか、弊社の「甘栗」商品も末永くご愛顧賜りますよう、平にお願い申し上げます。